定点観察/34 「木漏れ日」を検索すると、ミー散乱という見慣れない言葉がでてきた。 更に進めていくと、ミー散乱は光の波長程度以上の大きさの球形の粒子による 光の散乱現象である。粒子のサイズが非常に大きくなると、ミー散乱と幾何光学の 2つの手法による計算結果が類似するようになる。なお、波長に対して粒子が 大きい場合は回折散乱が光の波長の1/10以下になるとレイリー散乱が適用される。 グスタフ・ミーにより厳密解が導かれたとされているが、同時期にローレンツや デバイなども厳密解を得ていた。散乱の特徴として粒子のサイズが大きくなるにつれて 前方への指向性が強くなる。その際には、側方および後方へはあまり散乱しなくなる。 雲が白く見える一因である。これは雲を構成する雲粒の半径が数~数10μmの 大きさで、太陽光の可視光線の波長にたいしてミー散乱の領域となり、可視域の 太陽放射がどの波長域でもほぼ同程度に散乱されるためであるという。 なんのこっちゃ。 [78日目] [79日目]
by tomhana0907
| 2013-09-25 18:38
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