飛行機雲/2 飛行機雲は一体どのようにして生まれるのか? 大まかに別けると、2種類のでき方があるという。 まず1つ目はエンジンから出る排気ガスが作り出す雲だ。 気温は地上から100m高くなるごとに約0.6℃下がる。 だから、飛行機の飛ぶ高度1万mでは地上より約60℃も気温が低く、 機内のナビゲーション画面にもあるように外はマイナス40℃以下の 世界になっている。このような状態で飛行機のエンジンが 周囲の空気を吸い込んで圧縮・燃焼させて300~600℃となった 排気ガスを出すと、その中の水分が急に冷やされて凍り、雲となって 白く見えるのだ。冬の寒い日に息を吐くと、白くなるのと同じことだ。 2つ目は飛行機の主翼などの後ろに空気の渦ができて、 部分的に気圧と気温が下がり、水分が冷やされるためにできる 飛行機雲があるという。とはいえ飛行機雲はそんなに頻繁に 見られる訳ではない。飛行機の飛ぶ高さや上空の温度、湿度、 空気の流れなどの条件がそろわないと、発生しないのだ。
by tomhana0907
| 2014-05-01 04:13
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