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《フォトレター562》

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宇宙人/4


地球外生物を実際に発見しようとする試みが第2段階を迎えた。
1950年までに太陽の上に生命があるという考えは勿論なくなり、
火星、金星、あるいは木星や土星などの比較的大きな衛星の上の生命を
確実に捕まえるということの方に焦点が当てられるようになった。
しかし、過去4半世紀の太陽系の探査によって、
そのような希望はまったくなくなってきた。金星は高温の地獄であり、
火星は冷たく水のない砂漠だという事が判ってきた。
1950年代には楽観的な気分が溢れていたが、今日、太陽系の何処にも
生命の証拠はない。もっとも火星に原始的な生命が
かつて存在した可能性は否定できないが。
しかも、惑星の大気のようなダイナミックなシステムについて
理解が進んできた結果、地球のような惑星は
非常に稀だという事が判ってきた。
地球は表面に液体の水があり、しかもそれが何十億年も維持され、
生命の進化が起こったが、その様な事は実は稀な事だった。

ドレイクの式で求まったNの値を景気よく8万個ということにして
推測すると、8万個の宇宙人星を約40兆立方光年の銀河系宇宙内に
均等にばら撒くと、隣どうしの距離は800光年になる。
光の速さで800年だ。相対性理論より、物体は光の速さでは
移動できないから、仮に光速の1/10の宇宙船を作ったとしても
片道8000年、往復は実に1万6000年かかる計算となる。
たとえ宇宙人が住んでいる星の数が100万個であっても
事情は本質的に変わらない。これだけの年月をかけて地球に来てまで、
宇宙人は一体何の目的があるのだろうか?


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歴戦の勇士か、はたまた敗残兵か。

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なんか律儀な感じがなんとなく新人だねという気がする。

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縦型の2つ目、よく見ていると新人類じゃなくて新宇宙人だな。

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ちょっとおとなし目の宇宙人。援護射撃をするのかな。

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後続の輜重兵という感じだな。緊張感が足りない。
by tomhana0907 | 2014-04-13 08:53
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