![]() 宇宙人/9 宇宙について説明するにあたり、まず人類がどのように 宇宙の理解を深めてきたか、おおまかな流れを解説する。 古代から現代にいたるまで世界・宇宙のことは語られて続けている。 宇宙に関する説・研究などは宇宙論と呼ばれている。 古代インドのヴェーダでは無からの発生、原初の原人の犠牲による創造、 苦行の熱からの創造、といった宇宙生成論があった。 古代ギリシャではヘシオドスの『神統記』に宇宙の根源の カオスがあったとする記述があったが、ピタゴラス学派は 宇宙をコスモスと見なし、天文現象の背後にひそむ 数的な秩序を説明することを追究した。 秩序の説明の追究はやがてエウドクソスによる、 地球を27の層からなる天球が囲んでいるとする説へとつながり、 それはまたアリストテレスへの説へと継承された。 2世紀頃のクラウディオス・プトレマイオスは『アルマゲスト』において、 天球上における天体の動きの数学的な分析を解説した。 ヨーロッパ中世においてもアリストテレスの説に基づいて 宇宙は説明された。天球を用いた天体の説明はその精緻化とともに、 そこにおける天球の数が増えていった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by tomhana0907
| 2014-05-05 06:15
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